Mariフラメンコ教室
●イベント&発表会


2003年9月14日(日)、志摩スペイン村 セビジャーナスコンクール予選に生徒有志8名が出場しました。
フラメンコ歴半年の人からキャリア約5年の人まで、年齢は10代から50代まで、世代も違えばフラメンコに対する意識も違う8名がコンクールに望むことになりました。
数カ月の特訓の成果でメンバー全員が上達し、残念ながら予選通過は出来ませんでしたが、エネルギッシュで元気なチームに贈られるチャチャラ賞を授賞しました。
みんな来年も頑張って出場すると、今からはりきっている姿は大変頼もしい限りです。

 授賞式


* 生徒の感想 *

「セビジャーナスコンクールに出場して」

フラメンコを始めて3年目に入っていて、レッスンは継続していて勉強も色々していてもどうも自分 自身が変らない、上達しているように思えない…と立ち止まっていた時にこのコンテストの募集があった。
「たかが」セビジャーナスであっても集中的に数ヶ月取り組んで完成させたら、何かが見えるので は、という気がしてすぐに出場を決めた。
本番は9月中旬。
練習は6月から始まった。
出場を申し込むと主催者から課題曲が送られてくる。 「たかが」セビジャーナスだと思っていたが、聞いてみるととても早く、踊るどころかパルマさえ打 てない。出場メンバーのほぼ全員が同じような状況…。「たかが」なんて言葉を即撤回したのは言うまでもない。
練習もパルマから始まった。課題曲は早い上、時々うねる(ように聞こえる)ので、パルマが全然打てない。当然全員のパルマも合わない。パルマが合わなければ踊りが合うわけがなく、個々の努力が予想以上に相当必要だということを認識し、期待よりも不安の方が大きなスタートとなった。

課題曲は時間がある限り何度も繰り返し聞いた。口ずさめるくらいになると、なんとかパルマは打てるようになってくるが、うねる(ように聞こえる)ところでゆれてしまう。また、うねってもいない時でも自分のパルマ のリズムが一定に打つことができていないことにも気付いてきた。まず初めの進歩だ。
振り付けはブレリアのノリを取り入れた今まで踊ったことのない雰囲気のセビジャーナス。身体の使い方がとても難しい…。振りだけを覚えて踊り込めばいいというものではないことが分かった…(冷や汗)。
セビジャーナスを踊るにあたって、基礎を重点的に勉強し直す必要があり、入門クラスのレッスンに も参加し続けた(出場者の特権で入門クラス受講は無料だ!)。 そこで最も多くを学ぶことになる。 今まで知っているつもりでいた基礎が全然できていなかったのだ。できていなところに気付くことができただけでも進歩だと思えた。 言われずとも気付くことは多かったが、コンクール用の強化クラスでは自分の欠点を多く指摘してもらえ、厳しい指導に感謝しつつも先行きに不安を感じた。果たして間に合うのか…?課題を克服する ために、ただ身体を動かすだけでなく、よく考え・観察しながら練習するようになった。 課題の克服…。
結局、間に合ったかどうかといえば、間に合った(ように思う)ところもあれば間に 合わなかった部分もある(後者の方が多い…?)。
それは今後の課題として自分で取り組んでいきたい(…こう思えるだけでも実はすごいと思っている)。

このコンクール出場のために用意したチーム名は「Vamos a bailar !」  そう、MariさんのHPの副題だ。「MariさんのHPから全てが始まった、皆が出会い、ともに成長してい く機会を得た」というコンセプトのチーム名だ。 このチーム名の通り、間違いなくチーム全員がともに成長することができた。自分自身に対しても成長できたと少しは思えるのがとても嬉しい。
チームの個々が自分自身と向き合い(そうそう、Mariさんからの課題レポートで自分自身の長所や欠 点を文章にして改めて自分自身を認識するという作業もした。特に欠点を見つめ直すのはつらかった なあ…長所も見付からないし・笑)、同じ目標において共に取り組んでいく中で、互いに刺激し合 い、励まし合い、時には指摘し合いながら成長することができた。 本番の舞台は楽しかったし(この詳しいレポートがなくてすみません)、予選通過はならなかったけ れどチャチャラ賞を受賞し(コカコーラ一年分をいただいた)、とても思い出深い舞台となった。
5月頃、立ち止まっていた私は今、多くの喜びと課題を得て、手探りながらもほんの少しずつだが前 に進み始めているように思える。
過程も本番もその後(これから)も含めて、コンクールに出場したことを心からよかったと思っている。

初中級クラス トモ  2003.11.18記

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コンクールに出場して

9/14コンクール当日、前の晩ゆっくり睡眠もとれ出番まで時間に 余裕があった事もあり控え室では和みならメイクや着替えをしていました。
しかし、『出番です』と声がかると、急に緊張し振りを間違えたらどうしようか と胸がドキドキしてきました。 なるようになる!と心の中でつぶやき練習で聞きなれた曲がかかると 自然と体が動きました。
2番の終わりくらいから『オレ!』という観客のハレオ(掛け声)が 耳にはいってきました。 そうなると間違う事なんて何も恐くなくなり、ハレオが私の緊張を 踊ることの快感へと変えてくれました。 ハレオってこんな気持ちのいいものなんだ。 と初めて自分自信で感じることが出来ました。 コンクールの結果賞も取ることができ、本当にいい経験ができました。
来年はもっと粋に踊ろう! と今から楽しみにしています。

初中級クラス やよい 2003.11.18 記

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